Apple iWork
Apple iWork の「MathType 数式」挿入コマンドの使用によりApple iWork'09 に簡単にMathType 数式の挿入ができます。iWork の初期バージョンをお使いの場合、アップグレードを強くお勧めします。iWork は、ワード・プロセッサ、プレゼンテーション、スプレッドシートのアプリケーションで構成されます。iWork とMathType を使用して次のことが行えます:
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3 つのiWork 構成アプリケーションすべてに数式を加えます:すなわちPages(ワード・プロセッサ)、Keynote(プレゼンテーション)、Numbers(スプレッドシート)。
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iWorkの中の数式を編集します:数式の作成にMathType を使用したことをiWork 記憶しているので、ダブルクリックするだけで、MathType の中の数式を開き、編集できます。変更終了後、ウィンドウを閉じることで、iWork の中の数式が更新されます。数式エディタやMathType 数式を含むMac 用Microsoft Office の文書も読み込めます。
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iBooks Author
iBooks Author の「MathType 数式を挿入」コマンドの使用により、簡単にMathType 数式を挿入ができます。数式の編集も、ただダブルクリックするだけの簡単さです。
iBooks Author はiPad 用の電子書籍(ebooks)を作成できるMac 用のアプリケーションです。MathType と一体型のインターフェイスのため、iBooks Author への数式の挿入はとても便利です。MathType およびiBooks Author で次のことが行えます:
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iBooks Author に数式を追加:iBooks Author 上の「MathType 数式」挿入コマンドによりMathType 数式の挿入がとても簡単に行えます。
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iBooks Author の中の数式を編集:ダブルクリックと同じくらい簡単です。
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Apple Pages からの数式を含んだ文書をコピー:Pages(iWork '09 構成アプリケーションの一つ)を使って仕事をしていたり、同僚からそうした文書を送った場合、再度文書を入力する必要はないので、時間の節約になります。
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読み上げ可能な数学表記を伴うアクセシブルなiBook を作成:Apple 社のVoiceOver スクリーン・リーダ・ソフトウェアによって、視覚障害をもった人々にもアクセス可能なように、音読されるテキストに各数式を関連付けられます。
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Adobe InDesign
MathType からInDesign にEPS 形式の画像イメージとして、数式を挿入することができます。またEPS はInDesign が最も数式をきれいに表示することが可能な保存形式です。MathType とInDesign で次のことが行えます:
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InDesign に数式を追加:InDesign 書類に取り込めるEPSイメージとしてMathType 数式を保存することができます。またMathType からの数式および数学記号を直接InDesign にコピーして、貼り付けることもできます。
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InDesign 内の数式を編集:InDesign 内で配置コマンドを使用すると、数式へのリンクが保存されます。変更終了後、MathType のオリジナルのEPSを開いて、編集すると、MathType ウィンドウを閉じた際に、InDesign 内の数式が更新されます。
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InDesign にMathType 数式入りのWord 文書をインポート:数式を有したWord 文書をInDesign に数式の並びを乱さずに直接配置できます。
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Adobe Illustrator
MathType で、イメージとしてIllustrator に数式を挿入することができます。イメージの使用は数式を表わす普遍的な方法です。また、コンピュータが適切に数式を表示するかどうかの心配なく、仕事を同僚へ渡すことができます。MathType とIllustrator で、次のことが行えます:
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Illustrator に数式を追加:開いているMathType ウィンドウから、数式や数学記号を直接Illustrator にドラッグ&ドロップ、またはコピー&ペーストできます。
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Illustrator から数式をコピー:Illustrator 側でそれを許可すれば、MathType ウィンドウへ数式をドラッグ&ドロップ、またはコピー&ペーストができます。MathType で数式を編集できます。MathType 数式ライブラリに加えるか、あるいは新規書類の中で使用できます。
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有効なHTML イメージ・タグを作成:(あるいは必要とする他の仕上げ)。Web 上で使用されるイメージを作成する場合、イメージを保存する時に、MathType がクリップボードにコピーする正確なHTML (ファイル位置、整列属性など)の指定することにより、時間を節約し、誤りを回避することができます。
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AbiWord
AbiWord は、数式の表現にTeX に基づいた言語を用います。これはとりわけ数学に適した言語ながらも、扱いが難しい文書フォーマット言語です。LaTeX はTeX の変化型で、人気があります。MathType は、TeX とその変化型の読み込み・書き出しに対応しているので、AbiWord と一緒に使用すると良い結果が得られるでしょう。MathType とAbiWord で次のことができます:
AbiWord から数式をコピー:AbiWord からMathType ウィンドウへの数式のドラッグ&ドロップあるいはコピー&ペーストができます。MathType では、数式を編集したら、MathType 数式ライブラリに加えるか、あるいは新規書類の中でそれを使用できます。
AbiWord に数式を追加:(AbiWord が読み込みを受け付ける場合)開いているMathType ウィンドウから直接AbiWord に数式および数学記号をTeX 形式でドラッグ&ドロップ、またはコピー&ペーストできます。
複雑な数式作成のお手伝い:TeX コードで複雑な数式を作成するのは難儀な作業になりがちです。シンボル用のキーワードが判らないか、構文を正しく得ないと、数式の代わりに「シンタックスエラー」が返ってきます。MathType 上では、キーボードショートカットと、マウスによるポイント&クリックを使用して、入力するTeX を組み合わせ、エラーフリーで数式を作成し、AbiWord へTeX としてペーストして戻すことができます。
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Maple
Mapleは、入出力の両方でMathML を使用できる人気の数式処理システムです。MathType でMaple 用のMathML を作成したり、Maple 内の既存の数式を使用することも簡単です。MathType とMaple で、次のことが行えます:
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Mapleに数式を追加:MathType でMathML として作成した数式を、Maple が認識するMathML としてドラッグ&ドロップあるいはコピー&ペーストできます。
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Mapleから数式をコピー:Maple からMathType に数式をコピー&ペーストできます。MathTypeで、その数式を編集し、MathType 数式ライブラリーに加えたり、Maple の新規の書類の中でそれを使用できます。
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Mathematica
Mathematica とともに、MathType を使用して、数学の未知の領域を共有しましょう。Mathematica からワード・プロセッサ、プレゼンテーション、他の数式処理システム、オンライン学習システムなど何百ものアプリケーションやWeb サイトに数式をコピーする際に、MathType を使用することにより、時間の節約やエラー回避に役立ちます。MathType とMathematica で次のことが行えます:
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Mathematica に数式を追加:MathType でMathML として作成した数式を、Mathematica が認識するMathML としてドラッグ&ドロップあるいはコピー&ペーストできます。
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Mathematica から数式をコピー:Mathematica からMathML としてMathType に数式をコピーして貼り付けできます。Mathematica からMathType に数式をコピー&ペーストできます。MathType でその数式を編集し、MathType 数式ライブラリーに加えたり、Mathematica の新規の書類の中でそれを使用できます。
Mathematica とMathType を一緒に使用する場合のサポート情報
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Microsoft PowerPoint
PowerPoint とMathType は、一体型のインターフェイスとなるため、PowerPoint にあるツールバー上のボタンをクリックするだけで、数式が挿入できます。PowerPoint は、Microsoft Office を構成するプレゼンテーション用アプリケーションです。一般的なリンク機能の他にOLE(オブジェクト・リンキング・アンド・エンベディング)と呼ばれる埋め込みオブジェクトに対応します。もとよりMathType 数式はOLE オブジェクトであるため、MathType とPowerPoint の相性の良さは抜群です。次のことが行えます:
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PowerPoint に数式を追加:PowerPoint 上のツールバーとメニューのコマンドを使用して、スライド上に数式を挿入できます。またMathType からPowerPoint へ数式や数学記号をドラッグ&ドロップ、あるいはコピー&ペーストもできます。
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PowerPoint でテキストと数式をアニメート:数式をスライドに現われるようにプログラムできます。
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PowerPoint から数式をコピー:PowerPoint からMathType へ数式をドラッグ&ドロップ、もしくはコピー&ペーストし、MathTypeで新規書類として、編集や使用ができます。
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PowerPoint 中の数式を編集:OLE にはMathType が数式作成に用いられた記録が残るため、ダブルクリックするだけで、MathType で数式を開きます。変更終了後、ウィンドウを閉じることで、PowerPoint 中の数式が更新されます。
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MATLAB
MathType をMATLAB と使用すると、タイトルの注釈や、他の注釈を挿入する容易な方法として役立ちます。ただしMathType 数式はMATLAB の中での計算に使用することができません。MATLAB は、技術的に高度なコンピュータ処理言語で、アルゴリズム開発、データ可視化、データ分析、数値計算のためのインタラクティブな環境です。MathType とMATLAB で次のことが行えます:
MathType と MATLAB 間のコピー&ペーストの準備作業:
- MathType の[各種設定]メニューから[切り取り/コピーの設定...]を選びます。
- [MathMLまたはTeX]の項目で、[LaTeX 2.09 and later] を選択し、 [OK]をクリックします。
- [書式]メニューから[インライン数式]を選びます。
MathType のコピー&ペーストによるLaTeX の書き出しは数式を\[ \] 囲んだ「ディスプレイ数式モード」のスタイルで表現しますが、MATLAB 側では\[ \]を正しく認識しません。このため、\[ \] の代わりに$\ $ で数式を囲む必要があります。MathType の[書式]メニューの[インライン数式]のオプションでは$\ $ を使用するので、これだとMATLAB にも正しく認識され、後から手直しする手間が省けます。ただし、ディスプレイ数式モードで使用する場合、さらに前後に$ を追加する必要があります:
\[\sqrt {{x^2} + {y^2}}\](MathType のデフォルトの書き出し=ディスプレイ数式モード)
$\sqrt {{x^2} + {y^2}}$ (MathType のオプションでの書き出し=インライン数式モード)
$$\sqrt {{x^2} + {y^2}}$$ (ディスプレイ数式モード - $を使用したパターン)
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QuarkXPress
MathType からQuarkXPress に、EPS 形式の画像イメージとして、数式を挿入することができます。またEPS はQuarkXPress が最も数式をきれいに表示することが可能な保存形式です。MathType とQuarkXPress で次のことが行えます:
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MathType と作業する方法について見るには、上記のリストからアプリケーションやWeb サイトを選択します。MathType との互換性に関しては、我々が知らない、あるいはチェックしたことのないアプリケーションやWeb サイトでも良好な結果が得られるものと思われます。
上記の他にMathType との対応に関して評価してほしいアプリケーションやWeb サイトがある場合は、質問、コメント、またはビデオを送ってください。interop@dessci.com、@MathTypeonTwitter 、MathTypeonFacebook 、MathTypeonYouTube ユーザの皆さんのフィードバックも募集しています!
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